
金利が上昇局面に差しかかり、資金づくりには「今がチャンス」という見方もある=秋田銀行本店
|
|
ハウスメーカーや住宅展示場などを訪れて「どんな家にしようか」と、マイホーム設計を描くにしても、気掛かりなのは資金づくり。融資方法や金利の動向など資金面まで一切、ハウスメーカーにお願いする人も少なくない。そのためにも、「住宅金融」に関する予備知識を蓄えておくことが必要だ。県内の金融機関の窓口で基本的なポイントを聞いてみると―。
[ポイント]
毎月の返済額の上限は、年収の20―25%を十二等分した金額が一つの目安とされる。年収が返済能力の基準であるほかに、本人の年齢や、子供の教育費、共働きの有無なども大きな要因になる。三十、四十代であれば、返済期間を三十、四十年間と長めに設定できるが、五十、六十代ならば二十年前後と短めにせざるを得ない。七十五歳までに返済を終えることが、返済計画を立てるときの原則だ。
子供が短大、大学などを卒業するまであとわずかであれば、教育費は少なくて済み、それだけ住宅資金に充てられる。これに対し、子供がまだ小、中学生ならば、それ相当の教育費を見込んだ上で、住宅ローンを組まないといけない。共働きであれば、より多く住宅資金に回す余裕もあるだろう。
一方、毎月支払える住宅ローンをあらかじめ計算した上で、マイホーム購入価格のめどを立てるのも一つ。返済能力に見合った住宅を建てる堅実さも大切だ。これならば、大きな負担もなく、安心して毎月返済できる。
ある金融機関の担当者は「毎月いくら返済できるかを考えて、住宅・土地の新築、購入資金をシミュレーションし、マイホームの計画を立てると、金利の変動などがあっても慌てずに済む。年収の四、五倍が土地・建物購入時の目安になるが、スムーズな返済ができるように無理なく計画してほしい」とアドバイスする。別の金融機関の担当者は「金利が上昇局面に入ってきたのを考えると、長期・固定金利を利用するなど、できるだけ長期的に考えて住宅ローンの商品を選んだ方がいい」と話している。
|