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2002.09.27「住宅特集」
 
戸建て/住む人の個性反映 

大きい買い物となる戸建て住宅。予算を十分考慮し、納得するまで検討することが重要だ=秋田市
  外観や内装のデザイン重視
 住宅市場の成熟とともに、一戸建て住宅にも住む人それぞれの個性が反映されるようになってきた。県内でも輸入住宅やデザイナーズハウスといった物件が注目され始め、選択肢はますます広がっている。性能に応じて費用も変わるので、予算をにらみながら、納得のいくマイホーム計画を進めることが大切だ。

 高気密・高断熱やシックハウス対応、バリアフリーなど住宅の性能は、ここ数年で格段に充実。最近はそうした性能に加え、ワンランク上の設備や機能が求められている。オール電化住宅やホテル並みの洗面化粧台、ワイドサイズの浴室―。外観や内装のデザインにこだわり、住宅に個性を望む傾向は若い世代ほど顕著となっている。
 本格的な輸入住宅を手掛けるのは、東急ホームの代理店・マルイ(秋田市山王新町)。同社は、伝統的なアメリカのデザイン様式のうち、17世紀前半から19世紀後半までの4スタイルを選び、「ミルクリーク」シリーズとして提案している。重厚感あふれるデザインやインテリア。家族が触れ合う空間を住まいの中心に据えるという北米の住宅設計の基本に立ち、リビングダイニングを重視しているのが特徴。

 オークなどの天然木をはじめとする資材の6割以上はアメリカやカナダから輸入。ツーバイフォー工法で耐震性に優れ、北米生まれのため寒さにも強い。坪単価(3.3平方メートル当たり)は約50万円から。建物だけなら、1700万円台の物件も購入可能だ。
 今のところ、3、40代の反応が大きいといい、マルイは「最近は住宅に関する情報が多く、熱心に勉強しているお客さまが多い。要望があればインテリアや外溝を含めたトータルコーディネートも行う」という。
 注文住宅を選ぶ際には、交渉のスタート段階で住宅メーカーに予算を提示し、求める住宅のイメージを明確に伝えたい。
 一方、建売住宅でも個性的な家が登場し始めた。三光不動産(秋田市保戸野)によるデザイナーズハウスもその一つで、同市の御所野ニュータウンで分譲中。際立ったテーマを住宅に与えることで、従来の物件との差別化を図っている。
 建売住宅の売れ筋は、土地代を含めて3000万円以内。立地場所や子供の通学時間、買い物などの利便性も考慮に入れながら他社物件ともよく比較検討し、後悔しないように住宅を選びたい。
マンション/選択肢広がる 

秋田市中心部で分譲が相次ぐマンション。気に入った物件を手に入れるまで、立地や価格をじっくり見極めたい。
 

豊富な物件、販売競争が激化/秋田市で分譲ラッシュ、他社との比較不可欠
 通勤や買い物の利便性など、戸建て住宅とは違った快適さがマンション生活の魅力。秋田市中心部では大型マンションの分譲が、バブル末期に迫る勢いとなっている。親と同居せずに新たな生活様式を望む若い世代や、冬場の煩わしい除雪作業を嫌う高齢者など、ニーズはまだまだ多い。業者間の販売競争が激しさを増している分、入居希望者にとっては価格面などでの選択肢は広がっており、他社物件との比較は不可欠だ。

 最近のマンションは快適性が格段にアップ。戸建て住宅と比較しても広さや仕様に大差はない。バリアフリー対応は当たり前で、ピッキング対策や収納スペース、バスルーム、採光など、細部にわたって配慮した設計が施されている。
 多くのマンションがひしめく同市中心部の中通地区は、現在も分譲が相次いでいる。中通6丁目には「ライオンズマンション中通第3」(大京)と「サーパス南通」(穴吹工務店)、中通3丁目には「ヴァンベール中通」(菱金)。
 さらに注目を集めるのは、中通1丁目の協働社跡地に建設中の超高層マンション「ベルドゥムール ランドマーク秋田」(リベレステ)。地上100メートルの最上階には、居住者専用の天然温泉展望風呂も備えられる。全167戸が分譲され、価格は1500万円台から県内の物件としては破格の4940万円(3LDK)までと幅広い。
 また、住宅地では「クルーザーバレー八橋」(フナコシヤ)、「サンシティ泉」(サンシティ)、「サーパス山王中園町」(穴吹工務店)、「ジェネラス大町」(ジェネラス)のほか、保戸野通町にマルコ(広島市)が「ポレスター」シリーズを分譲予定。超高層マンションと合わせて、計300戸が市場に出回る予定。いずれも最多価格帯は2500万円前後となっている。
 ただ、各業者とも価格やグレードに大差はなくなってきた。「昨春から供給過剰気味」と指摘する関係者もいる。豊富な物件の中から、いかに気に入ったものを探し出すか。内覧会には小まめに足を運び、予算や返済方法についても担当者とじっくり話し合うことが肝心だ。