
宅地造成が進む秋田市内。景気低迷と相まって
地価の下落傾向が顕著になってきた。
|
|
不況、供給過剰が影響/秋田市内中心に下落幅一層拡大
県内住宅地の地価は下落しており、その幅は拡大している。県が19日発表した平成14年地価調査(7月1日現在の基準地価)によると、住宅地の県平均変動率はマイナス0.7%。11年から4年連続のダウンとなった。景気低迷による住宅需要の冷え込みが要因とみられ、県は「下落傾向はしばらく続くのでは」と話している。
県内住宅地(267調査地点)の平均価格は1平方メートル当たり2万8200円で、全国順位は43位。東北6県では宮城、岩手、山形、福島に続く5位だった。
地価変動の推移を見ると、平成2年にプラスに転じ、1%未満の緩やかなペースで上昇した。11年に下落に転じ、4年連続のダウン。下落幅は前年度(マイナス0.4%)より拡大した。地域別では市部がマイナス1.1%、郡部がマイナス0.6%。調査した住宅地267地点のうち、プラスだったのは仙北町の1カ所だけだった。
秋田市の住宅地(53地点)の平均価格は1平方メートル当たり7万2900円。変動率はマイナス1.2%で、前年(マイナス0.3%)より下落幅が拡大した。
道路整備が進んだり、大型店が開店するなどして利便性の高まった場所は横ばいとなった。しかし、不況や雇用不安などによる需要低迷に加え、秋田駅東地区などで宅地の造成が続き、供給過剰になっていることも原因とみられる。 |