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2001.03.31「住宅特集」
 
外構・植栽/「開放的」が主流に 

シンボルツリーやレンガを使った「オープン外構」が主流に

線路のまくら木などを使い、ガーデニング向けに造られた庭
  庭造りに施主も参加/植物の寒さ対策必要
 内外装にばかり目が向きがちな住宅建築だが、門や庭、アプローチなどの外構も家の顔として大きな意味を持つ。最近は高いブロック塀や門扉(ぴ)の代わりに、門前に大きめの木を一本植えてシンボルツリーとしたり、アプローチにタイルやレンガを敷き詰めたものが目立ち始めた。

【まくら木で花壇外枠】
  松美造園建設工業(秋田市)の造園土木部によると、外部からしゃ断された閉鎖的なものではなく、開放的な「オープン外構」が主流になりつつあるという。オープン外構と組み合わせた形でガーデニングも盛り上がりを見せており、従来の「見て楽しむ造園」は「施主参加型の造園」に変化している。
  同社は庭全体の設計や花壇の外枠造りなどを行い、植栽についてはアドバイスをする程度。「お客さんと一緒に庭を造っていくという形で、お手伝いに徹している。大まかな庭造りができたら、あとは好きなものを植えてもらえれば」との姿勢だ。中田建設(同)も「『手造りの庭』的な感覚でガーデニングを楽しんでほしい」と線路のまくら木や自然石で造る花壇外枠、ガス灯風の通 路灯などを備えたオープン外構を勧めている。
  寒冷地という土地柄、秋田でのガーデニングには冬期間の雪や寒さ対策の問題が付きまとう。関東で地植えできる植物でも、寒さに弱いため鉢植えにせざるをえないことも多い。松美造園は「どうしても地植えしたい」という客に、イングリッシュラベンダーなど耐寒性の高い植物を勧めている。

【芝生の需要変わらず】
 庭造りの流行が変わっても、芝生には根強い需要がある。同市仁井田で外構土木工事の「日創」を営む山岡光朗社長は「芝生で重要なのは日当たりと水はけ。芝生の上と下を水が流れていくのが理想」とアドバイスする。
  日当たりや土質などの条件に恵まれない人に、同社は独自に開発した「箱入り芝生」を勧めている。山岡社長は「日当たりさえ良ければ、屋上やベランダ、玄関先など、どこでも置ける」と話している。
中古住宅/依然根強い人気 
供給量は増加傾向/10年未満の物件も
 「新築とまではいかないが、やはり一戸建てに住みたい」という3、40代を中心に、中古住宅は依然根強い人気を保っている。最近売りに出される物件の中には、転勤などによる住み替えのほかに、リストラなど個人的な事情で、やむを得ず手放される築10年未満の物件も目立ち始め、供給量 は比較的増えてきている。

【価格で新築と競合】
 瀧不動産(秋田市)によると、買い手に人気が高いのは1000―1500万円の物件。「楢山石塚町、新屋、飯島方面 の物件は比較的回転が早く、築20年以上たっているものでも売れ残ることは少ない 」という。また、リストラなどによりローン支払いのめどが立たな くなり、売りに出されるケースが増えており、御所野、御野場などの新興住宅地の物件もみられる。しかし2500万円を超えるもの がほとんどで、価格面で新築と競合している。

【圧倒的な買い手市場】
 「外旭川、土崎、将軍野など秋田市北部に人気が集まりつつある 」と最近の傾向を語るのは、秋田住宅流通センター(同)。立地条 件から、駅まで徒歩20分圏内の手形、広面、南通を求める声が根 強いが、価格は2000万円を超えてしまう。「最近は『値引いて当た り前』という圧倒的な買い手市場。買うか買わないかの判断は、や はり2000万円が境目のようだ」と分析する。
 買い手がこだわる条件とは何か。同センターによると、従来は台 所やふろ、洗面所といった水回り関係、外壁や基礎にひび割れがな いかなどが重視されてきたが、最近は駐車スペースの有無が買うか 買わないかの決め手になるケースも珍しくないという。また家具の 配置などを考えてコンセントの位置にこだわるなど、買い手の目は 厳しさを増しているようだ。

【権利関係の確認必要】
  また隣家との境界、登記簿などの権利関係の確認も欠かせない作 業の一つ。近所の住人に尋ねたり、法務局に出向いて自ら確認する 方法もあるが、瀧不動産は「家の前の道路が私道なのか公道なのか 、上下水道、都市ガスなどの設備についても、信頼できる業者の協 力を得て、契約前に必ず確認すべき」とアドバイスする。